今回の記事は、
- ハムスターの寿命や品種を知りたい。
- ハムスターは、そもそも人間になつくの?
- 飼育をするためにどんなアイテム、エサが必要か知りたい。
そんな方向けの内容になっております。
この記事ではハムスターの飼い方、食べ物や種類と値段、寿命についての詳細を説明していますので、参考にしてくださいね!
ハムスターの生態は?どんな動物なの?
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ハムスターは、リスやビーバー、ネズミと同じくげっ歯類の動物です。外見は特にねずみに似ていていますが、ネズミはネズミ亜科、ハムスターはキヌゲネズミ亜科という種類にそれぞれ分類されています。
ハムスターの得意なことは穴堀りです。野生のハムスターは砂漠に穴を掘り生息しているといわれています。
それに驚くのが自分で穴を掘った場所に冷蔵庫、寝室、トイレまで作ってしまうしっかり者です。日が出ている間は、この穴で過ごします。
一般的にエサは、ひまわりの種の印象が強いと思いますが種子以外には、植物、昆虫を食べてしまう雑食性なのです。
見た目は小さくてキュートな生き物なのですが縄張り争いをする気性の荒い一面があります。「では、飼い主になつくのか?」という疑問については、性格は、臆病で警戒心が強めです。
しかし人間の一歳児と同等の知能を持っているといわれており飼い主の判別も可能です。まずは、エサをあげてなつかせていきましょう。
「触れ合える時間はあるのか?」ということに対しては、夕方から夜の間が一番活動的なので仕事で忙しくても十分に飼育も可能です。
ハムスターの値段は?どこで買える?
猫、や犬だと数万円ほど費用がかかりますがハムスターは比較的安価で¥10,000円以下で購入できます。平均的な金額でしたら¥1,000円~¥3,000円くらいが相場です。
飼おうと思えばお小遣いを貯蓄すれば年齢層問わず購入できる点もハムスターが人気である理由なのかもしれません。
また、種類やカラーが異なる場合は価格が少し変わってきます。ノーマルカラー以外のスノーホワイト、パイド、ブルーサファイア、コバルト、イエローライン、リアルブラックなどレアなカラーを持つハムスターであるほど価格が上がる傾向があります。
どこで買えるのかについては、下記の5種はペットショップでよく販売されています。
それは、ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスター、キャンベルハムスター、チャイニーズハムスター です。
ハムスターの寿命は?何歳まで生きる?
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ハムスター捕食側の動物です。そのため弱い立場にあります。
病気やケガなどによりエサをとることも困難になれば、外敵に攻撃される恐れも高くなります。そのため野生よりも飼育されているハムスターの方が長生きしやすいといわれています。
寿命は種類によっても異なります。
- ゴールデンハムスター 2年~3年
- ジャンガリアンハムスター 2年~2年半
- ロボロフスキ―ハムスター 2年~3年
- キャンベルハムスター 1年半~3年
どの種類も育て方次第で3年ほど一緒の時間を過ごせるでしょう。
体のサイズも小さいことから病気への耐性も弱いため、長い時間一緒に過ごすには快適な環境とエサの栄養バランス、緊急事態の時に連れていける獣医師もチェックしておくと良いでしょう。
ハムスターの種類は?
ここからは、ハムスターの種類についてです。
主に日本で流通しているのは、ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスター、ロボロフスキーハムスター、キャンベルハムスター、チャイニーズハムスター です。
この記事では比較的メジャーな5種類のハムスターとそれぞれの特徴を紹介していきます。
ゴールデンハムスター
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ハムスターの中でも、この「ゴールデンハムスター」は、ポピュラーな生き物です。生息地は、シリア、レバノン、イスラエルといった中東からアナトリア半島です。
毛の色の特徴は、白地へ茶色の模様が見えている一般的な色です。それ以外にも柔らかなアプリコット色のキンクマ、ブチ模様のダルメシアン、三毛猫を想像させる模様もあります。
ゴールデンハムスターの性格は穏やかさがあり、好き、嫌いもなく食べてくれます。トイレも知能が高くしつけがしやすいので、初めての方も飼いやすいのではないでしょうか。
値段は、1000円~3000円です。
体重:オスはおよそ85g~130g、メスはオスより大きい95g~150g
体長:オス・メスともに20cm未満
ジャンガリアンハムスター
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こちらも定番人気のハムスターです。そしてゴールデンハムスターよりも小さいサイズです。原産地は、カザフスタン共和国、シベリアから中国北部です。
色の特徴は、ブラウンをベースに背中に黒い筋がとおるのが一般的です。全体的に白いパールホワイト、ブルーサファイアの2色もいます。
ジャンガリアンハムスターの性格については、オスかメスかで傾向が異なります。
オスは、縄張り意識も強く神経質な傾向があるといわれています。そのため噛み合いのケンカをしたり、ストレスの影響を受けたりするため、まずは単体で飼育するのが良いでしょう。
対してメスのジャンガリアンハムスターは、甘えたがりで人なつっこい子や繊細なタイプまで、それぞれ個性があるといわれています。
そして社会性も持ち合わせており複数匹飼うことをしやすい品種です。
- 値段:1000円~2000円
- 体重:オスは35g~45g、メスは30g~40g
- 体長:7cm~12cm
ロボロフスキ―ハムスター
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世界最小と言われている品種のハムスターで生息地は、カザフスタン共和国、モンゴル、ロシアです。
どれくらい小さいのかというと、ジャンガリアンハムスターの半分くらいのサイズです。黄茶色や焦げ茶の背中で腹部は白い毛が生えています。
顔の特徴も目の上に眉毛に見えるような白い毛のパッチがあります。他のハムスターより恐がりで警戒しやすいです。
性格面では、臆病で神経質な一面があります。ケージから手を入れると怯えて逃げ回るのですが人に噛み付かないので過度なストレスを与えず見守るのが良いでしょう。
またこのハムスターは、遠くから見守っていると好奇心のかたまりであることもわかります。トイレを覚えないので走りながら、おしっこをする姿などやんちゃなところがあります。
ただ、ゴールデンハムスターと比べて人に慣れにくく、素早く動き回るため外で一緒に遊ぶような飼い方には向きません。どちらかというとケージの外側から鑑賞して楽しむのが向いているでしょう。
食生活に関しては、乾燥地帯に生息していたのもあり、水分を含む野菜もあまり食べません。
- 値段:2000円~4000円
- 体重:15g~30g
- 体長:7cm~10cm
キャンベルハムスター
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ヨーロッパ、アメリカでは、このキャンベルハムスターがよく飼われています。1994年頃にペットショップに並び始めました。
ジャンガリアンハムスターの亜種のため外見がとても似ていますが背部のストライプが細めではっきりしています。また、大きな尖った耳も特徴的です。
他の種類と比べて臆病な一面と非常に警戒心が強いところもあります。油断して手で触るとかまれてしまいます。飼い始めは、焦らず様子を見ましょう。
また、飼い主になつくのかどうかは、個体での差が出てきます。多くのキャンベルハムスターは、子供の頃に飼育をして時の経過とともになつくといわれいます。
- 値段:2000円~4000円
- 体重:30g~45g
- 体長:6cm~12cm
チャイニーズハムスター
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ドワーフハムスターにあたる小さなハムスターの一種です。
生息地は、南シベリアから中国北東部で、ネズミと近い外見をしており、顔、体も細目で尻尾も長めです。
色は、背中に黒い一本線のノーマルになります。それ以外にもシルバー、まだら模様のシルバーパイト、ホワイトカラーなどもいます。
性格面も環境に慣れてくるとなつきやすく、穏やかです。まだ飼い始めの時期は臆病で警戒心が高いので人が寝る夜間に活動したり、さっと隠れてしまったりします。
しかし今まで紹介したハムスターのなかでは一番飼いやすいともいわれております。もちろんトイレのしつけもしやすいので初心者の方も飼育がしやすいでしょう。
ただ、運動神経が良く、すばしっこい上にバランス感覚にも優れ、高所へもすんなり登るため落下と脱走には注意をしておきましょう。
- 値段:1000円~2000円
- 体重:26g~38g
- 体長:9cm~12cm
ハムスターの鳴き声を動画で紹介
体が小さくて鳴くことは、あまりないのですが、エサが食べたいときに飼い主に訴える声があります。
その時は「キュー」と鳴きます。また、怒りを表現しているときは、「ジー」と鳴くことがあります。
ハムスターの食べ物は?何をあげればいい?
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ハムスターは雑食性であり、ほぼ何でも食べてしまいますので栄養のある食べ物をこちらから与えてあげる必要があります。ハムスターといえばひまわりの種というイメージが強いのですが、実は脂肪分が多く肥満の原因です。
そのため、主食は木の実や種を粉末状にしてかためた餌、ペレットをあげましょう。種はおやつとしてほどほどにしておきましょう。
また、野菜、果物もおやつとして与えてあげると良いですよ。ただ水分を含むので下痢になるので量は少なめに調整してください。
絶対に与えてはいけないエサもありますのでご紹介いたします。たまねぎ、チョコレート、アボカド、どんぐりは中毒になるため控えましょう。
ハムスターの性格は?
見た目がキュートなハムスターですが飼い主になつくのかは、知っておきたいポイントですよね。自然界では、弱い立場なので警戒心も強く、気が小さいので猫、犬よりなつきにくいと思います。
飼い始めてケージの環境に慣れてきたらエサを与えたり、手のひらに乗せてからエサをやり撫でてあげたり少しずつ仲良くなりましょう。
ハムスターの匂いは臭い?
体がとても小さく集合住宅でも手軽に飼うことができるハムスターですが気を付けた方が良いのは、わりと強めなにおいです。部屋全体が臭うわけではないのですが糞尿、体臭、こぼれてエサなどの臭気が残りやすいです。
糞は乾燥するとにおいが落ち着くのですが、尿はにおいが残ります。そのためケージ内のトイレは定期的にトイレ砂を交換し床材も定期的に取り換えることが必要です。
また、体臭は水で洗うことは厳禁で砂浴びができる場所も用意し、砂浴びで体の汚れを落としましょう。
ハムスターの飼うのに必要なもの
ここからは、ハムスターを飼う前に必要なアイテムを3種類紹介します。
ケージ
ハムスター種類に合わせてサイズを選んでいきましょう。
小さめのドワーフハムスターには30cm×45cm×高さ25cmを目安に選びましょう。体が大きい運動量も多めなゴールデンハムスターには45cm×60cm×高さ30cmくらいのサイズの大きいものを選びましょう。
もうひとつ金網タイプは通気性は優れていますが、登り落下する危険性があるので注意が必要です。
それ以外のプラスチックの水槽タイプはよじ登ることはできませんが湿気がこもりやすいため気を付けましょう。
回し車
回し車の役割は、運動不足の解消です。健康維持には必須のアイテムですので専用の物を用意しておきましょう。
給水機
ハムスターの水分補給時に必須のアイテムです。飲み口に金属ボールが付いていてハムスターの口が触れると水が出るものが一般的になっています。
ただ受皿に水を入れて飲ませるのは止めておきましょう、体が濡れることにより病気や溺れる原因になります。
ハムスターのまとめ
今回は、ハムスターについて解説していきました。
ハムスターは比較的安価でペットショップで手に入りやすいペットです。それにもし飼育ができた時は、なついて手のひらで遊んだりできて、かけがえのない癒やしの存在になることでしょう。
食生活、しつけやトイレなどの管理もしやすく、飼いやすいハムスターを一度検討してみてはいかがでしょうか?