物語はラブコメからスリリングな過去の展開の謎の解明に向っていき、ますます気になっていく韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』
とうとうミソの記憶が戻り、24年前の真実が明かされます。
そして、記憶を取り戻したミソを巡り、ヨンジュンとソンヨンの真実の物語がとうとうあらわになります。
『キム秘書はいったい、なぜ?』あらすじ・ネタバレ
第11話 優しい嘘
まじか〜今度試してみる〜!シミがかなり気になってて。チケ代の引き落としがまとめてあるとしんどいよね…😂そういやキム秘書11話見たんだけど、ヨンジュニカッコよすぎヤバいよ〜😭💘PSJ史上最高の極上のファンタジーすぎる😭 pic.twitter.com/qOpUQZEyCJ
— 南無三 (@namuamidub2) July 13, 2018
ヨンジュンは24年前のことを思い出していました。
夜中に母親を探しに外へ出たミソは間違えて他の女性に声をかけ、廃屋へと連れていかれました。
廃屋には先に誘拐され、監禁されていたヨンジュンがいて、「僕はイ・ソンヒョンだ」と名乗りますが、その手足は結束バンドで固く結ばれていました。
泣き出したミソにキャラメルを渡して、ミソを笑顔にさせるヨンジュンですが、その後寝ているミソに近付き縄をかけようとしている女性の姿を見て話しかけます。
女性は自分が好きだった男性に尽くしたこと、中絶までしたのに捨てられたこと、死んだら罪の意識を持ってくれるかもしれないこと。
━━そして、一人で死ぬのが怖いとヨンジュンに手を伸ばしてきます。
ヨンジュンはなんとか女性を慰めると、女性は子供たちを道連れにすることを諦め、椅子の上に立ち上がります。
怖くて泣いているヨンジュンに「私の最期を見届けて」と言い残し、首を吊って自殺してしまいます。
この衝撃で泣き叫ぶヨンジュンの声に目を醒ましたミソは「おばちゃんが変だよお兄ちゃん」と恐れをなします。
すかさずヨンジュンは「違うあれは人じゃなくて、蜘蛛なんだ。大きい蜘蛛なんだ」と言い、女性の死体のある部屋の扉を閉めます。
当時のヨンジュンは「母が死ぬかもしれない」と不安がるミソにこの”死の恐怖”を与えくなかったのです。
ヨンジュンは鋏を見つけて結束バンドを切ると、ミソと一緒に廃屋から逃げ出します。
そして、ミソに「王子様みたい。結婚しよう」と言われ、子供ながらに将来の結婚を約束したのです。
そして、ヨンジュンの記憶は9年前のミソとの再会へ移ります。
すぐにキム・ミソと聞いて「あの子」だと気付いたヨンジュン。
ですが、ミソは自分のことを覚えていないようで、寂しく思いながらも「これでいい」とも感じていました。
あの恐怖の記憶を持っているのは、生涯自分一人でいいと思っていたのです。
それからはミソを手元に置き、最初の頃こそ秘書としてのスパルタ教育を実施していました。
それでもミソは涙を浮かべながらも泣き言は決して言わず、完璧な秘書として成長しました。
ヨンジュンはミソを教育しながらも、あの日の恐怖を思い出さないようにとミソにはソンヨンが「お兄ちゃん」だと言い聞かせ、見守ってきました。
『#パク・ソジュン×#パク・ミニョン「キム秘書はいったい、なぜ?」』
第11話&第12話は、今夜7:00⇒https://t.co/8ejzquvLBs【第11話】
マジックショーの女性を目にしたミソは、誘拐事件のことを思い出して気を失ってしまう。病院で目を覚ましたとき、ミソのそばにいたのは…。#wowow #キム秘書 pic.twitter.com/PsWn27QFwR— WOWOW海外ドラマ (@wow_kaigaidrama) May 17, 2019
ミソが目を醒ました時、そこにいたのは24年前と同じくヨンジュンでした。
ミソはヨンジュンが本当は全部を覚えていてるのではないかと涙を流しながらに問い詰めます。
ヨンジュンは自分がミソを大事に思う故の優しさだったことを不器用に語りますが、ミソは「副会長に思いやりは似合いません。利己主義でいてください」と散々な言われようをされます。
これからはどちらか片方が怖がったり怯えたりするのではなく、一緒に乗り越えようと二人の想いはさらに近くなります。
お互いに好きな相手を守りたいという気持ちはますます募っていきます。
ヨンジュンはユミョンランドを訪れ、メリーゴーランドの側へ立ち、ここが監禁されていた場所だとミソに教えます。
そして噴水の場所にミソの家があったことを教えます。
昔の怖くて悲しい思い出の場所が今では人々を笑顔にする場所に変わったことを二人で心の底から感謝します。
ヨンジュンはミソを家に一人で帰したくなくて、ミソを自分の家に誘います。
自分が毎夜あの事件の女性を思い出して眠れず、眠っても悪夢にうなされ続けていたので、記憶を取り戻したミソが怖くて眠れないかもしれないと思って誘いました。
しかし、ミソは自分は当時幼くてそこまではっきりした記憶はないので心配ないと自宅に帰ります。
いざ帰って寝ようとすると、恐怖心がこみ上げてきてなかなか眠れないミソ。
玄関から声が聞こえて、ドアを開けるとそこにはヨンジュンが立っていて、こう言いました。
「来たくないと言ったから、僕がここに来た。一緒に寝よう」
第12話 副会長の眠れぬ夜
キム秘書12話
リアタイの時も 泣いてしまったけど
今日も 泣いてしまった😭😭
なんという 自己犠牲愛😭
あんな小さい頃から 一人で あの出来事、悪夢、トラウマを耐えてきたんだよね😭 ヨンジュン 君は凄いよ😭 pic.twitter.com/anYZfSqUN0— mai💕 (@GjnxY) November 24, 2018
突然のヨンジュンと大量の荷物に驚くミソですが、ヨンジュンは当たり前のように「君が来ないから僕が来た」とミソの部屋に自分の荷物を押し込みます。
勝手にミソの部屋の収納へと自分の荷物を収めていくヨンジュンにミソは戸惑います。
ヨンジュンは何食わぬ顔で半同棲と喜んでいますが、ヨンジュンの部屋とは違い手狭なミソの部屋では限界があります。
ミソが寝ようとすると一緒にベッドに潜り込んできて驚かれても、寝床を与えられた代わりに自分が腕枕をすると言い張ったり。
これにはミソがたまりません。
気分を変えて屋上でワインを飲もうとしても、ワインオープナーがなく、買いに行くことに。
車にミソも乗り込み、ヨンジュンの家に行く約束をします。
ヨンジュンの家でミソは自分の家の狭いベッドとは格段に大きなゲストルームで眠るように言われますが、いざ眠ろうとしてもヨンジュンが心配して離れません。
「キム秘書が僕が床で寝ると心配するから、一緒に寝る」とまたもや同じ布団に潜り込んでくるヨンジュン。
「他意はない。心配するな」と言うヨンジュンに子守唄をリクエストすると、ヨンジュンは耳元で優しく歌ってくれます。
その歌声で眠りにつくミソですが、ヨンジュンはその髪を優しく撫で、額にキスをして安らかに眠れると思いきや・・。
眠っているミソが擦り寄ってきたりと、極度の緊張で眠るどころではありません。
翌朝一睡もできなかったヨンジュンのことを知り、ぐっすり朝まで眠っていたミソは驚きます。
そのミソに向い「今夜は保証しない!!」と宣言するヨンジュンに慌てて、キッチンで彼の為にオムレツを作るミソですが、料理は失敗してしまいます。
それでもヨンジュンはミソの作ってくれた料理だと一緒に朝食を摂ります。
午後ヨンジュンが会社に戻ると、父母がヨンジュンを訪ねて来ていました。
父母はソンヨンからヨンジュンが記憶を失くしているわけではないことを聞くと、血相を変えて息子に話を聞きに来たのです。
自分自身を責める父母に対して、今まで無言を貫いてきたヨンジュンは事実をぽつぽつと話し始めます。
キム秘書12話の最後のキスシーンで気持ちという名の妖気溢れ出してかなりの奇声と雄叫びあげてしまってんけど隣の部屋の兄よこんな妹でごめんな・・・あ、今咳き込んでるけど大丈夫か・・・ pic.twitter.com/tkW8cZCPAl
— 🍌🦍 (@jimin_345) November 25, 2018
24年前ヨンジュンが廃屋から脱出後、病院から戻るとそこにはヨンジュンの服を着たソンヨンが「お前のせいで3日も閉じ込められた」と叫んで暴れてヨンジュンを追い出しました。
幼いソンヨンは自分がヨンジュンを見捨てて誘拐されたことで罪悪感に苛まれ、自分が誘拐されたと勝手に記憶を作り変えていました。
ソンヨンは自分が被害者だと信じ込み、ヨンジュンを見ると離れろと叫んでは辺りの物を投げつけてきます。
兄弟仲はどんどん悪くなり、ソンヨンの行動は異常と母親から判断され「精神病院にソンヨンを入院させて死にたい」と叫んだりして思い詰めるほどです。
母を亡くすことがあの事件の女性の記憶と重なったヨンジュンは、加害者として暮らしていくように決心すると食卓で倒れてしまいます。
そしてヨンジュンはすべてを忘れたふりをして、加害者の側として気丈に24年間生きてきたのです。
ヨンジュンの苦悩を今更知った父母は自分たちをますます責めますが、ヨンジュンは当時は仕方がなかったと全てを受け入れて生きてきました。
ヨンジュンの子どもなりの恐怖心と機転がなければ、この一家は24年前にバラバラになっていたことでしょう。
父母はヨンジュンをミソに託し、自宅に帰ります。
しかし、ソンヨンがまた外国に出発する話を聞いたヨンジュンはミソを庭に待たせて両親の自宅に飛び込みます。
「また逃げるのか」と叫ぶヨンジュンにソンヨンは相変わらず傲慢だと言い張り、自分がヨンジュンのせいでこんな運命になってしまったことを責めます。
そこでヨンジュンは素直に謝り、ソンヒョンだと兄さんが誤解するかもしれないから名前も変えて生きてきた。
自分だけが犠牲になればいいと思っていた。
でもソンヨンも同じように長い間苦しんでいたことを知った、すまなかった━━。
事件の記憶の重さと家庭内のゴタゴタに追い詰められて自分を偽るしかなかったヨンジュンと、自分のちょっとした行動で記憶障害を起こしてしまい24年間争いが絶えなかった兄弟。
やっとお互いの葛藤と苦悩を認め、和解することができました。
今からは憎み合う兄弟としてではなく、労わり合う兄弟として過ごせるようになることでしょう。
庭で待っていたミソにヨンジュンは微笑みかけ、彼の自宅で一緒にワインを飲みます。
全てのしがらみから解放されたヨンジュンは自分に正直にいようと言います。
それが一番だと言うミソに口づけると「今夜は行かせたくない」と呟き、ミソのブラウスのリボンに手をかけて・・。
『キム秘書はいったい、なぜ?』11話-12話の感想まとめ
とうとう、ヨンジュンとソンヨンの記憶の齟齬が解明されました。
しかし、こんなにも悲しい物語だとは思いませんでした。
ソンヨンは自分を守るために自己暗示のような記憶で。
ヨンジュンは壊れかけた家族を守るためにずっと記憶がありつつも、誘拐されたのはソンヨンであるように振る舞い、ずっと兄から責められて生きる拷問のような生活でした。
一番ヨンジュンが可哀そうだとは思っても、幼いながらに自分をべ弟と入れ替えてまで罪悪感から逃げ出したソンヨンも気の毒です。
全ては拉致監禁したあの女性の歪んだ精神が原因ですが、彼女は歪んだ精神のままでもうこの世から消えてしまいました。
恨みたくても恨む相手がいないと、こうも子供たちの精神を破壊してしまうと怖くなりました。
でも、兄弟の和解ができて本当に良かったと思います。
これからはヨンジュンとミソはこの先普通に恋愛できるのか?また一波乱あるような気もして気になります。