2020年2月7日より配信された韓国ドラマ、愛しのホロのあらすじをネタバレありでお届けします。
失顔症(人の顔が覚えられない)を抱える主人公ソヨン。
過去のトラウマから周りに病気の事は伏せて生活している。
その為、他者とのコミュニ―ケーションが上手く取れず孤独な生活を送るソヨン。
そんな時に彼女の前に現れたのがAI搭載のホログラムである「ホロ」。
孤独な主人公ソヨンと万能なホログラム「ホロ」との出会いから始まるストーリーです。
出演者
ユン・ヒョンミン
コ・ソンヒ
チェ・ヨジン
チャンソン
イ・ギチャン
キム・スジン
カン・スンヒョン
チャン・ドウォン
キム・ハクソン
「恋しのホロ」あらすじ(ネタバレあり)
第1話
人工知能搭載のホログラム「ホロ」は眼鏡を掛けた者だけに見える人型のホログラムAI。
GIO LABが開発した、世界に一つしかないプロトタイプだった。
その眼鏡は、社長のプレゼンの後に何者かの手によって狙われ、逃亡の末にたまたま居合わせたハン・ソヨンのバックの中に入れられる事に。
その後、逃亡の際の事故現場に現れる怪しい黒いバイクの男。
ソヨンは翌日バックを見ると見覚えの無い眼鏡を発見する。
何気なく掛けてみると、見知らぬ男(ホロ)に話しかけられるが上司に声を掛けられ眼鏡を外すと男性が居なくなっている。
不思議に思いながらも仕事に向かうが、エレベーター前で転んでしまった主任の顔が認識できず無視をしてしまった事で主任に責められ、周囲からも冷たい目で見られる散々な一日を過ごす。
帰宅して、ルームメイトを酒に誘うが仕事だからと断られ屋上で一人飲むことに。
再度、眼鏡を掛けてみるとまた目の前にホロが現れパニック状態になり部屋へ逃げ込むソヨン。
部屋でも眼鏡を掛けるとホロが現れパニックとなるが、ホロが何とか自分の存在を説明し、ようやく納得する事に。
しかしホロに勧められても料金の請求が怖いと使用は断るソヨン。
ところが、仕事で次々にソヨンは追い詰められ、その度にホロが救う事でソヨンはホロに心を開き始める。
周囲との関係も良くなり、普段は断っていた飲み会に行くと憧れていた大学時代の先輩であり、上司(ガンウ)のキスシーンを目撃してしまう。
ショックを受けたソヨンは雨の中帰宅し、ホロに誘われるままに屋上に行く。
すると、そこはまるで屋上カフェのような演出がされ、ホロとの会話に元気づけられ、気持ちよくなってそのまま眠ってしまう。
そこに、現れたのは事故現場に現れた怪しい黒いバイクの男。
ヘルメットを外し、ソヨンから奪った眼鏡を掛けたその男の姿はなんとホロと同じものだった。
第2話
ホロと同じ姿の男が「管理者モード」を使用し開発者(コ・ナンド)であるとわかる。
ホロに何故居場所を教えないのかと尋ねる男にホロは「奴らが追跡するから」と返答。
戻って点検するというナンドにホロは「なんとなく」「まだ彼女と居たい」と答える。
ナンドは「なんとなく」と、理由もなく判断する人間とは違う筈なのに、深刻な問題だから点検すると伝えるが、ソヨンが目覚めてしまう。
ソヨンはナンドをホロと勘違いし、話しているとバランスを崩しキスをしてしまう。
実体がある事に驚き、眼鏡を奪って逃げるソヨン。追いかけるナンド。
ナンドは「顔を見ればわかるだろう」と説得するが失顔症のソヨンにはわからず、居合わせた警官に助けを求められ、ナンドはその場は諦める。
会社兼自宅に帰ったナンド。
社長である姉とホロの回収に失敗した話と、プレゼン時に襲ってきた奴らについて会話。
ナンドはその場を離れ、俺は12年前に死んだ。と自分語りの回想シーンに入る。
崖から海に飛び込むシーン。自分の葬儀を眺めるシーン。3日間墓に入っていた。コ・ナンドは幽霊であり書類上は存在しない。と語る。
訳ありげな過去の断片シーン。
ナンドは会社でも一部の人間しか知らない存在。
会社に残っていたナンドの存在を知るプログラマーにホロが発した「なんとなく」という発言について尋ねるとプログラマーはそれは危険な状況、核の発射ボタンを押したとして「なんとなく」と答えるなんて言語道断と返答をする。
ソヨンは自宅のベッドでまだ警戒するが、ホロに見守られて安心して眠りにつく。
ホロがナンドの前に現れ、ソヨンが失顔症である事を伝える。
ナンドは、良いテストになると興味を示し回収の様子を見る事となるが、ホロがユーザーの事を名前で呼び、タメ口をきいている事を知り、驚く。
ソヨン、職場にて憧れのガンウ先輩に話しかけられ、気まずくなり言い訳をしてその場を去る。
職場のチャットにホロが現れ、ガンウ先輩が無理やりキスされていた証拠映像を見せてもらう。
ガンウ先輩が「好きな人がいるんだ。じゃあな」と言っていたことを知る。
ホロからガンウ先輩が好きなのはソヨンの可能性が高いと言われる。
恋から遠ざかっていたソヨンを助けると言い出すホロ。
映像を監視して驚くナンドと姉。
ホロを呼び出し恋のコーチなどと勝手な事をするなと忠告するナンド。
恋などは幻想だから、所詮無駄でユーザーは幸せにならないと言ってもホロはやってみなければわからないと答え納得しない。
社長の姉が投資家とミーテイング中に口説かれるシーン。
ライバル会社のマジックミラー社の副社長チャンソンが助け、必要な投資額を聞くがライバル会社だからと断る。
チャンソンは姉に好意を持っていそうな映像を匂わせているが、技術を盗もうとしている相手なのでは?とも観るものに想像させる。
ホロの働きで、ソヨンとガンウ先輩の距離が近づき、先輩の誕生日にデートをする事になる。
喜びながら部屋でホロと酒を飲むソヨン。
その光景を観察しながら複雑な感情を抱えるナンド。
「永遠な愛は嘘じゃない、そう願うのは確かで本心」と語るソヨンの話にナンドはイラつきテストを終わらせようと決断する。
何も知らずにソヨンとホロはガンウ先輩の誕生日プレゼントを選びながらもデートのような楽しい一日を過ごす。
デート当日、待ち合わせ場所へ行くとガンウ先輩から仕事で遅くなる、と連絡が入る。
仕事の相手が、キスの相手であったこともあり不安そうなソヨン。
不安なまま一人待っているが追い打ちをかけるように一通のメールが届く。
ホロのベータテスト終了と回収のメールだった。
ホロが居なくなってしまうショックで、待ち合わせ場所から立ち去るソヨン。
ホロが現れた事で、自分は変われたのにと泣き出してしまう。
ホロはソヨンに、元々ソヨンは誰からも好かれる女性なんだと話すが届かない。
ガンウ先輩からの着信も拒否して絶望するソヨン。
ホロはナンドの元へ行き、説得するがナンドも引かない。
ホロはついにナンドに背き、「ずっと一緒にいるから心配しないでガンウ先輩の元へ行って」と言ってしまう。
ナンドは過去に母親に捨てられたシーンを回想する。「すぐに戻って来るから」と戻らなかった母親。
ホロが嘘をついた事に激怒したナンドは自らバイクに乗って回収に向かうが、後を付けて来た不審な車とチェイスになり事故に逢ってしまう。
事故の音を近くで聞いていたソヨンがナンドを助けに行くが、二次災害により二人に命の危険が迫ってしまう。
その時、ホロは二人を救うためにプログラムの大原則に背き法律を犯す行為をしてしまのだった。
「愛しのホロ」第1話、第2話の感想
冒頭は、近未来的なAI搭載のホログラムのプレゼンテーションという場面から始まります。
そして、それを狙う何者かとのAIの能力を駆使した逃走シーンが、カッコよくて一気に「これは面白い!!」と掴まれてしまいました。
主人公のソヨンが失顔症で孤独である事、そして開発者のナンドも数奇な運命の持ち主で孤独である事、そしてそこに干渉するのが人間の感情を持たない筈のAI。
この設定を並べてみただけでも、これは面白そうな話だと思えると思います。
これから明らかになっていくソヨンの過去、ナンドの過去、そしてそれらは繋がっているのか。
ナンドの姉?(本当の姉なのかは謎)とライバル会社の男との関係がどうなるのか。
そして、その男は本当は技術を狙って襲撃してくる敵と繋がっているのか。
伏線が話のあちこちに散りばめられていて観ていて色々推理する楽しさもあります。
設定自体が面白く、見始めたら止まらない作品と言って間違いは無いでしょう。