韓国ドラマ「熱血司祭」7話~12話のあらすじをネタバレありでお届けします。
とうとうクダム区の悪党たちとヘイルの戦いが始まります。
ヘイルをはじめとする聖堂関係者たちに神は今回どんな試練や赦しを与えてくれるのでしょうか!?
チョルボムの「クダム区に貢献した企業人表彰式」に乗り込んだヘイルはチョン・リョンの顔に回し蹴りを当てて昏倒させ、会場へ入ろうとします。
しかしそこにボスの右腕のキム専務がやってきてヘイルをくい止めようとします。
一触即発の展開が待ち受けているかと思いきや、マスコミが出てきて入り口を撮影しようとした隙にヘイルは会場に入ることに成功します。
会場内には実はクダム・カルテルのメンバーが集まっています。
正義の司祭とクダム区の真の悪者たちの出会いから始まります。
ここからはネタバレがありますので、未視聴の方は注意してください。
「熱血司祭」あらすじネタバレ7話 悪魔達の集い
会場へ入ったヘイルは壇上に立ち、司祭らしく「ファン兄弟に祝福」を唱え、神に食事を与えてくれる感謝の祈りを捧げます。
もちろんヘイルのことですから、それだけで終わりません。
「この会場からは悪魔の気配がする」と言い始め壇上を下りて、バイトで会場のボーイをしていたヨハンから水を受け取ります。
そしてチョルボムのいる宴席に近付いて聖水のように祈りを唱えながらそのテーブルの人々にまき散らします。
そのまま座り込み隣の女性のビュッフェの皿を奪い、食事に文句をつけながら警察署長のナム・ソック(チョン・インギ)を見て、悪の仲間だったのかと呟きます。
失礼なヘイルに隣の女性が嫌味を言うものですから「おばさん、誰?」とヘイルにあしらわれます。
クダム区長のチョン・ドンジャ(チョン・ヨンジュ)だと震えながら自己紹介する彼女に「区長も仲間か」とあきれ顔で告げるヘイルです。
ついにはチョルボムに「神父を殺したのはお前だろう」と核心を突きます。
授賞式をぶち壊し、各々怒りをぶつける場がなく消化不良のままでヘイルは立ち去ります。
聖堂では大司教区から正式にハン司祭をクダム聖堂の主任へと告げられていました。
ハン司祭は自信がなく、何としてもしばらくヘイルにここの司祭を続けてもらうように言い募ります。
反してキム修道女はヘイルが何かしでかしたり怒ったりするたびに「修道生活の危機」と嘆いていたので、ハン司祭を主任としてヘイルを追い出そうと必死です。
キム修道女のそんな思いは天に届かず、ヘイルは助けを求めるハン司祭の熱意に負けてもう少しここで司祭を務めることを決めます。
キム修道女はこの事態に「ハレルヤハレルヤ」と遺憾の情で祈る事しかできません。
次のミサに来る人々はまばらで、イ神父の事件の醜聞を本気にして信徒は僅かばかりしか集まりません。
そんな中、パク検事がこっそりと説教を聞きにきたことを知ったヘイルはミサが終わるや否や彼女を聖堂からつまみ出します。
ヘイルは以前パク検事にミサに来る資格を剥奪したと宣言したのですが、性懲りもなくやって来た彼女と言い争いに・・・。
そんな時イ神父の事件の真相を諦めないと激怒するヘイルにパク検事は「それなら、国会でも青瓦台(大統領府)でも訴えれば!?━━そうだ教皇様は?教皇様!!教皇様!!教皇様!!」と叫びます。
軽々しく教皇様という検事に怒るヘイルですが、まさかこの彼女の言葉がとんでもない展開を巻き起こすとは神のみぞ知ることでしょう。
中華料理屋でバイトをしているタイ人のソンサク(アン・チャンファン)が配達に出ようとしたところをチャン・リョンに見つかり、捕まって早口言葉を言わされ、言えずに小突かれて毎度のようにいちゃもんを付けられています。
そんな玄関先の出来事とは関係なく、中ではチョルボムと区長が食事をしながら会話をしていました。
区長は表彰式でヘイルが児童福祉施設をテボム貿易が経営することに触れたことで、この事実に苦言を述べる議員が多いと言い聞かせます。
チョルボムにはこの件で表舞台から身を引いてどこかの寺か宗教施設に表向きは引き受けさせるようにと忠告します。
もちろん、実質的な権利はチョルボムが持つのだと飴とムチを使い分けながら。
その頃、新興宗教として台頭してきたメガク教の集会が執り行われ、教祖のキ・ヨンムン(イ・ムンシク)が悟りとして信者たちの前で奇跡を起こして、ますます厚い信仰を得ていました。
今まではチョルボムとナム署長しか触れていませんでしたが、区長と議員までもが悪の仲間だったのです。
しかももう1人この”クダムカルテル”には重要な悪い人がいるのです。
ヘイルにミサの参加資格を剥奪されても聖堂の礼拝に通うパク検事は信仰深いかと思いきや「他の聖堂は嫌だから」とわざわざ参加します。
彼女はイ神父を本当に尊敬していたのではないでしょうか!?(ヘイルの顔だけ見て目の保養をしようという魂胆もあると思いますけど)
そして、最後に謎のメガク教(この登場回ではなぜか「テガク教」と総本院に書いてありますが、名前が途中で変更されたのでしょうか?)も現れ、どう考えても福祉施設の経営先になることがわかります。
このドラマ「熱血司祭」は分かりやすいストーリーがますます面白さを与えてくれます。
「熱血司祭」あらすじネタバレ8話 闘いの記録
チョルボムはメガク教の教祖ヨンムンに目を付け、早速この教団に福祉施設を委ねるように、ほぼ脅しながら段取りをつけます。
ヘイルは亡くなったイ神父の遺品整理を始めました。
手伝うというハン司祭を断り、1人で整理していると机の下に何やら箱があります。
その中には区の給食を食べて体調を崩して入院している福祉施設の児童を助けるための資料が詰まっていました。
市役所や区議会議員、区長、警察署など様々なところへ給食の問題を嘆願したイ神父の記録が資料として写真や文書に残されています。
そして、手帳には「主よ闘うべきことが多すぎます。一部の人が多くの人を苦痛に陥れています。彼らは過ちを認めようとしません。彼らは弱者の言葉に耳を傾けず、弱者の上に力で君臨しようとしています。そして彼らは真実と正義の目を覆い、誤った審判を続けています━━生まれて初めて主の意思に背きます。彼らを許さずその罪を暴こうと思います。私は力尽きるまで闘い続けます。主を信じる者のためではなく、この世の全ての人のために」と闘いの記録が記されていました。
ヘイルはこれをハン司祭とキム修道女に見せ、皆で1人で闘ってきたイ神父の強さや辛さ、そしてすべての人のために主にも背く決意をした聖人としての彼の本当の愛情深さを惜しみます。
そして、こんな聖人君子が濡れ衣を着せられてまで殺された無念をどうにかして晴らしたいと望みます。
そんな時、ヘイルの頭に浮かんだのはパク検事の「教皇様!!教皇様!!教皇様!!」というふざけた発言ですが、ヘイルは藁をもつかむ思いで手紙をしたためます。
携帯電話の翻訳機能を使って手紙を書き、ハン司祭やキム修道女に諫められても手紙を教皇庁へ送付します。
ヘイルは毎日郵便配達を待ち受けては手紙を確認しますが、返事は待てど暮らせどやって来ません。
その頃バチカンでは韓国からミカエル(ヘイルの洗礼名)神父の手紙が届き、ローマ法王が直々にそれを読んで韓国大統領への書面をしたためていました。
その手紙は大統領に渡り、
“クダム聖堂のガブリエルについて、彼の死を再捜査できるよう力を貸してください。これはガブリエルの名誉だけでなく、カトリック全体の名誉に関わる問題です。教皇 フランチェスコ“とあり、再捜査を余儀なくされてしまいます。
韓国の大統領と言えども世界中に信者のいるカトリックの頂点にいる聖人の言葉には逆らえません。
ロシア区のとある店で集まって困っていたのはクダムカルテルのメンバーの警察署長、区長、区議員のパク・ウォンム(ハン・ギジュン)、そしてパク検事の上司の検事部長カン・ソクテ(キム・ヒョンムク)です。
彼らは自分たちの利益のために、イ神父の死の真相を求められては困るのです。
ナム署長は「そのうえあの司祭をアドバイザーとして捜査に参加させろと言われている」と頭を抱えますが、いい案を思いつきます。
それは、クダム署で最も出来の悪い刑事をこの捜査の担当にすることでした。
そして選ばれたのは・・・予想通りデヨンです。
担当刑事がデヨンだと知ったヘイルは担当の変更を申し出ますが、署からは担当は変更できないと言われてしまいます。
おまけにデヨンは「俺はクダム署の隠れたエースだ」と調子に乗り、「俺が事件を解決したらどうする!?」とまで言われてしまったヘイルは勢いで「羊肉をおごる」と反応してしまいます。
しかし、デヨンから「そんなものじゃダメだ」とあおられて「高級牛肉」と口走るヘイル。
すかさずデヨンは「コール(のった)!!」と叫び、怒れる司祭とオトボケ刑事の先行き不安なコンビが誕生します。
最初はローマ法王に届いてないのではないかとハラハラしましたが、そんな心配は無用で教皇様は思った以上に神父や司祭のことを理解してくれていました。
とうとうこれからヘイルとデヨンの捜査が始まりますが、「高級牛肉」につられたとはいえ、デヨンのチョルボムに対する態度が不安でしかありません。
しかもデヨンはナム署長から捜査の邪魔をするように指示されていたのです。
デヨンは本当にヘイルから高級牛肉をおごってもらう気があるのでしょうか!?
「熱血司祭」あらすじネタバレ9話 相性最悪コンビ誕生!
ついにヘイルとデヨンの凸凹コンビの再捜査が始まります。
最初はイ神父をセクハラ扱いした女性の家へ向かいますが、居留守を使われたためヘイルが門の鍵をピンで開けて中に入ります。
そこでサムギョプサルを焼いて食べていた彼女の母親から娘はヨーロッパ旅行へ行ったとにべもなく言われ、それだけではない筈だともう一度家族に迫ろうとするヘイルをデヨンが引き留めます。
今度は聖堂の総務部長の家へ行きますが、近所の人から引っ越したと言われ、彼にはギャンブル癖があり妻子は数年前に出て行ったことを知ります。
総務部長がギャンブル癖があると知ったヘイルは、一番そういうものと縁の深いであろうテボム貿易へ向かい、チョルボムに面会を求めて2人の行方を訊ねます。
そこでデヨンは「ファン社長は関係ない」と早くここから立ち去りたい様子ですが、またしてもヘイルとチョルボムの言い争いが始まります。
テボム貿易を出たところでヘイルは、2人の出国記録を調べるように指示しますが、すかさずデヨンは出国記録は必要ないと反論したうえでチョルボムを庇う発言をしてしまい、またヘイルを怒らせてしまいます。
車に乗り込みながらヘイルは聖堂近所のすべての監視カメラ映像も調べるように付け加えますが、カメラの多さに辟易したデヨンはとうとう怒ってしまいます。
検察庁ではパク検事が麻薬の売人として捕まっているアイドルのキム君との面会中にカン検事部長に呼び出されます。
カン部長はヘイルたちが監視カメラを調べるという情報をキャッチしてパク検事にカメラの細工をする専門家を紹介してきたのです。
署ではソ刑事がカメラ映像の確認作業を引き受けてくれますが、デヨンはあまり気が進まないようです。
その後、ヘイルが飲んでいる店で無理やり同席したデヨンは「おごるから」と言いながら2人で焼酎を競うように飲みだします。
そのうち両者お酒が回ってきて、デヨンはヘイルに普段言えない不満を吐き出します。
2人が言い合いしているところへデヨンに電話がかかってきて、諍いはおしまいになり彼は署に戻ります。
その頃ロシア区のバーではいつものクダムカルテルメンバーが集まり、新しく福祉施設を管理することになったメガク教のキ教祖が紹介されていました。
キ教祖はメガク教と信者一同からと言って黄金でできたヒキガエルをカルテルにプレゼントして、メンバー一同からますます歓迎されます。
署に戻ったデヨンは係長からソ刑事を見張れと言われていました。
しかし、休まずに映像を見続けるソ刑事に少し寝ろ、30分でいいから寝ろと労いの言葉をかけますが、彼女は頑として作業を止めません。
デヨンが部屋のソファで眠り始めた頃、ソ刑事はある映像を見つけてハッとします。
ヘナチョコ刑事なのにチョルボムを庇い、ナム署長の言いなりになるデヨンの過去にはいったい何があるのか気になります。
捜査を邪魔したり、酔ってヘイルと言い争ったりしてデヨンとのコンビの行方は心配しかありません。
偽セクハラ被害女と聖堂の総務部長はいったいどこへ逃亡してしまったのでしょう。意外な逃亡先にあっと思うと同時に笑える展開が待っていますよ。
「熱血司祭」あらすじネタバレ10話 消えた数分間
パク検事がコンビニで会計をしているとバイト店員のヨハンから容姿を褒められ、怒りだします(フェミニストなんですねぇ・・・)。
マシンガンのように説教した後「あなたは顔が肉まんと言われて嬉しい!?」と言った瞬間、ベロベロに酔ったヘイルがレジカウンターの上に肉まんを置いて会計しだします。
ヨハンは「僕は肉まんに似ていますから・・・」と自嘲気味に呟きます。
コンビニを出た瞬間酔ったヘイルは転びまくります。
そんな司祭を助けようとヘイルを支えるパク検事ですが、ヘイルは身を固くして「たやすく司祭の体に触れないでください」と彼女の好意を拒みます。
それから唐突に「ところで令監(ヨンガム)様はどこまで腐敗したら満足ですか!?」と語りかけます。
「私には権力もないから腐敗もできない」と返答するパク検事にヘイルは「賢いのに分かっていない。腐敗した奴らが権力にすり寄っていくんです」と酔っ払いにしては至極まっとうな言葉を放ちます。
家に帰ってもヘイルの言葉が離れないパク検事はおもむろに携帯電話を取り、事務係長にアイドル・キム君の刑期を短くできるようにしようと提案します。
酔ったまま聖堂に帰ったヘイルは寝ていたハン司祭とキム修道女を起こして買ってきた肉まんを食べさせようとします。
しかし、レンジで温めた肉まんは熱々でキム修道女の唇はやけど寸前です。
肉まんのたれを作ると言ってはテーブルの上に醤油をまき散らし、早々に寝てくださいと追いやられ、またキム修道女に「修道生活最大の危機だわ!!」と叫ばせてしまいます。
ヘイルはまたあの情報院時代の悪夢から、その後イ神父に助けられるまでの夢を見ていました。
朝起きると横になったまま「神父さえも守れませんでした・・・」と呟くヘイル。
聖堂でローソクに明りを灯しながらヘイルは主へと問います。
━━命ある限り神父を守りたかったのに、こんな私がこの先何を守れるというのでしょう!?
ソ刑事に呼び出されたヘイルとデヨンは署で防犯カメラの映像を見せられます。
イ神父が聖堂を出たであろう道路の数分間が消され、近くの交差点でも映像の時間がとびとびに編集されています。
怒り狂うヘイルですが、デヨンは何とか誤魔化そうとします。
パク検事の元へアイドル・キム君の獄中での自殺未遂を起こして危篤だという情報が飛び込んできます。
何とかしてセクハラ偽証女性とギャンブル依存の総務部長を見つけようとヘイルは情報院時代のツテでハッカーに会いに行きます。
もう足を洗ったという元ハッカーを脅すように説き伏せて、2人の居場所を探し出し、ソ刑事にメールします。
早速ソ刑事は証人2人の居場所━━韓国にあるフランス村を訪れるのですが、そこにはロシア人たちの見張りがいたのです。
検視官の先輩がいたり、腕利きの元ハッカーがいたりと今回の事件でヘイルを助けてくれる人々がいて良かったと安心しました。
コンビニでよく会うヘイルとパク検事、そしてヨハンですが毎回コンビニのシーンは楽しくて仕方ありません。
本文には書いてありませんがタイ人のソンサクとヨハンの友人としての気心がしれたやりとりはほっこりします。
とうとう国内(今までさんざんフランスと警察で係長が言っていたのに)のフランス村で証人2人が見つかります。
実はこのフランス村は「プチ・フランス」という観光地で「星から来たあなた」や「ベートーベンウイルス」「シークレットガーデン」などのロケ地としても有名なんですよ。
「熱血司祭」あらすじネタバレ11話 奪われた証人
さすがのソ刑事も大勢のロシアヤクザたちに対抗できず、倒れたその時です。
突然ヘイルが現れ、颯爽と空中回し蹴りを食らわせて危機一髪のソ刑事を助け「女性を殴ると地獄へ落ちるぞ」と言い放ちます。
逃げるロシア人たちを追いかけようとするソ刑事をヘイルは引き止め、証人さえいればいいと言い放ちます。
後ろでこっそりと逃げようとしていた証人2人にヘイルは「兄弟姉妹、帰国しましょう」と告げてクダム区へ帰ることにします。
ソ刑事の行方が分からないデヨンはナム署長から怒られ、慌ててソ刑事に電話します。
しかしソ刑事はあっけらかんと「証人を移送中です」と応えてデヨンを驚かせます。
移送中の車の中で「残金はもらえない、借金返済は諦めろ」とヘイルが証人に話すと、2人は残念そうな表情を浮かべます。
そこへヘイルに電話が入り、慌てて車から降ろしてもらうと聖堂へ向かいます。
聖堂では1ヶ月以内に福祉施設の引き渡しを命じられていました。
とてもそんな話は受け入れられませんが、どんなに説明しても糠に釘とばかりに取り合ってもらえません。
聖堂が非常事態の時に、ソ刑事も非常事態を迎えていました。
移送中の車がチョルボムの指示でまたもやロシア人に襲われていたのです。
今度こそソ刑事は倒れて身動きが取れず悔しがりますが、彼女の目の前で証人2人はロシア人たちに奪われてしまったのです。
福祉施設の危機にヘイルはクダム区長を訪ねて抗議することにします。
普段は大人しいキム修道女もここでは一緒に行くと譲りません。
しかし、クダムカルテルの一員である区長とは名ばかりの金の亡者は「私はバチカンではなく韓国の法律に従います。醜聞まみれの宗教機関に子供たちを任せろと?」と頑として施設の引き渡しを強要します。
途中で用事ができたヘイルがキム修道女も連れて帰ろうとすると、彼女は帰らず最後まで区長と話をすると言い張って、まるで腰から根が生えたように立ち上がろうとはしません。
ヘイルとデヨン、ソ刑事はロシア区を仕切るロシア人マフィアのウラジミール・コザエフ(キム・ウォネ)に対面し、証人の行方を質します。
海の上かと何度訪ねてもはぐらかすコザエフですが、海の上だとますます確証するヘイル。
密航は捜索が難航するから諦めようと言い、1人車から降りて帰るヘイルですが、帰り道にはパク検事がいました。
検事はUFOキャッチャーを諦めずに何度もトライしています。
そこでヘイルは自殺未遂したキム君の話を持ち出しパク検事に語ります。
「人は人に与えられたチャンスにすがって生きる。でもそれじゃ魂は満たされない。神に与えられたチャンスをつかむしかない。そのチャンスを令監(ヨンガム)様はずっと逃している。わざとなのか!?食っていけるならチャンスをつかめ」
しかし、ぬいぐるみを取るのに一喜一憂するばかり。パク検事は念願のそれをゲットをして、説教のお礼にそのぬいぐるみをヘイルに渡して帰って行きます。
今まで厄介者だと思っていた司祭が憧れの存在へとじわじわ変わっていく姿は思春期の少女のようで可愛らしいです。
チョン区長とキム修道女の対決はもっと見たい気がしますねぇ。
いつもヘイルの感情に戸惑っている修道女ですが、区長との対決では物凄いオーラと貫禄があります。この度胸は彼女の過去と実は大いに関係があります。
よくヘイルがパク検事に「令監様」と言いますが、これは韓国時代劇などに出てくる階級名で、地位の高い人なのですが、まぁここでは「検事」という立場と「昔の人のように融通が利かない」と皮肉っているだけです。
ちょくちょくヘイルはパク検事にいいことを言いますが、このヘイルの言葉が彼女をどう変えて行くかも楽しみですよ。
「熱血司祭」あらすじネタバレ12話 元相棒の命日
ヘイルがぬいぐるみを持って帰ると会わない組み合わせにハン司祭とキム修道女は驚きますが、照れくさいのか「道で拾った」と言い訳します。
ハン司祭が「クダム区は法ではなく悪魔に支配されています」と言うと、続いてキム修道女が「神父が生きていたら手を出せなかったのに。今を見たら悲しみます」と福祉施設の引き渡しが解決しないことを嘆きます。
その後聖堂の庭でヘイルがタバコを消していると、自分にもくれとハン司祭がやって来ます。
しかし、残念ながらヘイルが吸ったタバコは最後の一本で「神父が邪魔しているんですね」と生前のイ神父から何度も禁煙を言われたことを思い出すハン司祭。
それに対して自分はいつも怒っていると言うヘイルにハン司祭は「司祭のおかげで持ちこたえています」と感謝します。
「いつも怒っているだけだから」「それが司祭ですよ。イ神父がおっしゃったことですが“愛と慈悲の始まりはありのままを理解することだ”と。僕は神父に従います。それが僕の意思です」
2人の司祭は考え深げです。
家に帰ったパク検事はアイドル・キム君の自殺未遂から今までの自分の捜査方法の疑惑についての報道を見つめています。
デヨンは元相棒のヨンチョン刑事のことを思い出しながら、彼から貰った十字架を握りしめています。
それぞれが色々な思いを抱えたまま、夜は更けて行きます。
翌朝パク検事が検察庁へ行くと入り口は多くの報道陣で埋め尽くされています。
電話で裏口を確認してそちらから出勤することに決めました。
デヨンはチョルボムに呼び出され、証人の居場所をどうやって突き止めたのか尋ねられます。知らないと言うとソ刑事を捕まえて聞き出すと脅してくるチョルボム。
それから「今日2月14日はお前のパートナーの命日だったな・・・まだ子供は小さいだろう」とデヨンにお金を渡そうとしますが受け取りません。
検察ではカン部長に呼ばれたパク検事がキム君の覚醒剤事件を外され、年上だけれど2期下のナム検事に事件を引き継がせるように宣告されます。
その上でパク検事にソ刑事が証人の居場所を見つけた理由を調べろと指示します。
とうとうメガク教のキ教祖とその秘書(後に白雪姫の魔女とデヨンから言われます)が児童施設にやって来ます。
施設のシスターは驚いて彼らを追い返しますが、その後が心配で聖堂へ相談にやって来ます。
メガク教がどんな宗教なのか知らないヘイルはデヨンを伴ってメガク教を目指します。
メガク教総本院では今まさに信者たちが教祖を讃える集会をしています。
そこに紛れ込んだヘイルとデヨンですが、壁際からチョルボムの姿が見えて追いかけようとします。
ところが教祖が司祭が来ていると叫んだものですから「司祭もメガク教に帰依する」と信者ともども煽り立ててヘイルたちを讃えて囲み込もうとします。
ヘイルとデヨンはそこから逃げて、姿を見かけたチョルボムを追って地下駐車場で対面します。
とうとうデヨンとチョルボムの直接対決が始まります。
彼の苦しみはこの怒れる司祭と行動することで昔の自分を取り戻していくようになります。
事件の被疑者に瀕死の自殺未遂をされたパク検事のこれからも心配ですね。
とうとう福祉施設の管理者となったメガク教に潜り込んだヘイルはこの宗教団体がチョルボムとの癒着であると知ります。
ヘイルとチョルボムの闘いの行方はどうなるのでしょう!?
ここから物語は一気に面白くなっていくので、ご期待ください!!